心拍数(脈拍)の基準値
基準値より低いときに考えられる病気
50回/分(成人)以下を徐脈という。洞機能不全症候群、房室ブロック、心筋梗塞、心筋症、先天性心疾患、〈マラソン選手〉など
症状
息切れ、めまい、失神、ひどい疲労感など
基準値より高いときに考えられる病気
100回/分(成人)以上を頻脈という。心房細動、心室細動、心室頻拍、ショック、心不全、感染による発熱、貧血、慢性肺疾患、甲状腺機能亢進症、〈精神的興奮、運動直後〉など
症状
動悸、めまい、息切れ、立ちくらみ、脈が乱れている感覚、けいれん、失神、虚脱感など。死亡することもある
検査の目的・意義、検査時の注意
心拍数は1分間に何回心臓が収縮するかを測るものです。通常は手首や首の動脈で測るほか、心電図検査や自動血圧計などでも計測できます。
回数だけでなく、リズムの異常も見つけられるので、心臓の働きや、全身に酸素を運ぶ血液の問題を見つけるきっかけになります。
心拍数は、興奮や怒りなどの感情や、運動、姿勢などによって常に変化していますから、しばらく静かに座って落ち着いてから測定しましょう。
心拍数の以上を放置しておくと…
心拍数に異常があったら心電図などの心臓の検査や血液検査なども必要です。
心拍数はいつでも自分で測定できるので、運動中や運動後、安静時など、ときどき測ってみて、異常があったら必ず医師に相談してください。
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