はじめての検査

貧血の体への影響!!爪が凹んだり異食症になったりすることも

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貧血の基準値

ヘモグロビン濃度と赤血球の個数が、この数値に該当したら要注意!

ヘモグロビン濃度

男性13g/dL 未満
女性12g/dL 未満

赤血球数

男性 450万個/mm³ 未満
女性 380万個/mm³ 未満

貧血は血が薄くなる病気

貧血とは、血液の中にある赤血球数や、赤血球に含まれる赤い色素のヘモグロビンが少なくなる病気です。

血液は水の部分の血漿成分と赤血球などの血球成分にわけられますが、貧血になると血漿成分の量は変わらず、血球成分が少なくなるので、全体としては薄まった状態になってしまいます。

 貧血があると何が起こる?

赤血球とヘモグロビンは、酸素を全身に運ぶ働きをしています。

これらが減ってしまう貧血では、全身に酸素が十分に届かなくなり、慢性的な酸素不足の状態に陥ります。すると、息切れ、疲れやすい、動悸、頭痛、顔色が悪いといった症状が起こります。

さらに口角炎や舌炎、指の爪が凹むスプーン爪(さじ状爪)が生じることがあります。また無性に氷をガリガリと食べたくなったりする異食症が起こることもあります。

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 貧血の原因は鉄不足だけではない

貧血の多くは、ヘモグロビンの材料である鉄の摂取不足が原因です。これを鉄欠乏性貧血といいます。

食べ物の好き嫌いが激しい、肉を食べない、無理なダイエットなど食生活に問題がある若い女性に多い傾向があります。

月経過多や、痔やがんなどによる慢性的な出血など、出血が多い場合にも貧血になります。

赤血球をつくるためにはビタミンB12や葉酸も必要で、これらの摂取が足りないと巨赤芽球性貧血が起こります。

骨髄で血球をつくる機能に問題が起こる再生不良性貧血、免疫の異常や脾臓の病気などによって赤血球が正常より早く壊れてしまう溶血性貧血などがあります。

貧血の予防・改善法

1.鉄分を十分に摂取する

鉄欠乏性貧血の予防は、食事によって鉄分を十分に摂取することです。

鉄は、レバー、赤みの肉や魚、貝類などに多く含まれています。ほうれんそうや小松菜など植物性のものは鉄の吸収率が悪く、十分な予防・改善効果が望めません。

また、鉄のとりすぎは肝臓に負担をかけるので、サプリメントや健康食品を利用するときは用量を守りましょう。

2.蛋白質とビタミンCを十分に摂取する

蛋白質は赤血球の材料になります。

鉄の補給に効果的なレバーや赤身の肉なら、蛋白質も同時に摂取できます。そのほか、良質の蛋白質である大豆製品や卵などもバランスよくとりましょう。

ビタミンCは鉄の吸収を助けます。ビタミンCは野菜や果物全般に豊富に含まれています。

3.食事はよく噛んで食べる

せっかく鉄やビタミンCが豊富な食品を食べても、吸収が悪ければ十分な効果が得られません。

吸収をよくするためには、食べ物をよく噛んで消化を助けることが大切です。

よく噛むことで、唾液だけでなく胃液などの消化液の分泌も促されて、消化と吸収の機能が高まります。

4.痔や月経過多などを治療する

痔や月経過多は命に直結するような病気ではありませんが、常に少しずつ、または月経時に正常よりも多く出血するため、減った分の赤血球を補いきれずに貧血になります。

痔は肛門科などで、月経過多は産婦人科で診療を受け、治療しましょう。

5.無理なダイエットはしない

極端に食事を減らしたり、単一の食品しか食べない無理なダイエットは、栄養が偏って貧血やそのほかの栄養不良による病気になります。

バランスの悪いダイエットは体を壊すので注意しましょう。

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