胸部x線撮影で発見できる所見
鎖骨や肋骨などの骨折、肺の炎症や腫瘍、気胸、心臓の肥大、胸にたまった水、気道に入った異物など
異常所見があるときに考えられる病気
骨折、肺炎、肺がん、肺結核、肺水腫、肺膿瘍、気胸、心肥大、側弯症など
症状
胸痛、呼吸困難、咳、痰、顔面蒼白など
検査の目的、意義、検査時の注意
胸部にX線を当てて写真を撮ります。骨など硬くてX線が透過しにくいところは白っぽく、空洞になっている肺はX線が透過するため黒く、臓器などはその硬さに応じた濃さのグレーに映ります。
たとえば肺に腫瘍があると、黒っぽい肺に白い「影」が映ります。痛みもなく簡単な検査なので、健康診断などでもよく利用されます。
この検査による放射線の被曝量は少ないので、一般的な回数であれば健康を害する心配はありません。
異常を放置しておくと…
この検査では胸部を正面から見たところの画像しか得られませんし、異常所見が何であるかまではわかりません。
「影」が肺がんなど命に関わる病気のおそれもあるので、異常所見があったら、体を立体的に調べることができるCTやMRIなど、詳しい検査を受けてみるべきです。
Leave a reply