はじめての検査

検査値UA(尿酸)とは

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検査項目UA(尿酸)の基準値

男性:3.6~7.6mg/dl(酵素法)
女性:2.5~5.5mg/dl(酵素法)

 

 

UA(尿酸)とは

細胞の核に含まれる核酸の成分のひとつであるプリン体という物質が、体内で分解してできる最終産物。

 

 

疑われるおもな病気などは

高値

痛風、レッシュ・ナイハン症候群、腎機能障害、薬剤性(利尿剤、降圧利尿剤など)、過激な運動、アルコール摂取など

 

 

痛風で高値に

この検査、痛風の疑いがあるとき行います。尿酸値が10mg/dlを超えると痛風になりやすくなり、痛風の人100人のうち99人は尿酸値が10mg/dl以上です。

 

 
ただし、痛風発作時には尿酸が痛風結節で結晶化するため尿酸値は低くなります。そのため発作時に尿酸値が低いからといって、その発作が痛風によるものではないとはいいきれず、さらにくわしく調べる必要があります。

 

 

高値は急性心筋梗塞、脳血管障害、腎機能低下の原因に

血液中の尿酸は血管を傷害しやすく、血管が多く存在する心臓や脳、腎臓に沈着し、組織を破壊したり、結石をつくったりします。

 

 
痛風発作はとても痛くつらいものですが、痛風自体が命にかかわることはありません。

 

 
本当に怖いのは高尿酸血症の状態が続くと、急性心筋梗塞、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、腎機能障害などが発生しやすくなることです。

 

 

男性は女性より高値、また加齢により高値に

尿酸は、酵素が入った試薬と比色計を用いて測定されます。血液中に溶ける尿酸の量は6.5~7.0mg/dlですから、これ以下の濃度であることが望まれます。

 

 

一般に、7.0mg/dl以上の場合を高尿酸血症と呼びます。男性のほうが女性より高く、また年齢が増すと高値になっていきます。この検査項目については、検査当日の飲食は普通にとってかまいません。

 

高値の場合は再検査

高値の場合は再検査しますが、尿酸値に影響を与える薬剤や食生活の影響を考え、1~2週間後の再検査が望まれます。

 

 
高尿酸血症になる原因は、肥満、プリン体のとり過ぎ、多量の飲酒、激しい運動などです。飲酒ではとくにビールにプリン体が多く、要注意です。

 

 
したがって高尿酸血症の場合は、食事は極端にプリン体の多い食品は禁止し、脂肪、アルコール飲料の過剰摂取は避けます。糖質、蛋白質は体重を増加させない範囲であれば制限しません。

 

 
なお、痛風の症状がない場合でも尿酸値が8.0mg/dl、尿中排泄量が1日800mg以上の場合は薬剤による治療が必要です。

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