B型肝炎ウイルス(HBsAg)検査の基準値
抗原・抗体とも陰性
陽性のときに考えられる病気
B型肝炎ウイルスに感染しているか、または過去に感染したことがある。
症状
急性肝炎を発症した場合は、発熱、食欲不振など。慢性肝炎になると倦怠感、黄疸、全身のかゆみなど
検査の目的・意義、検査時の注意
この検査では、肝炎を起こすB型肝炎ウイルスに過去に感染したか、または現在も感染しているかを調べます。
抗原が陽性の場合は、感染中であることを示し、抗体だけが陽性の場合は、過去に感染したことを示します。
B型肝炎ウイルスは血液などの体液で感染し、赤ちゃんが出生時に母親から感染したり、大人になると性交渉や入れ墨などでうつります。
感染した時期によって、肝炎になるか、人にうつす可能性があるかなどが違います。
感染すると、まれに重症の劇症肝炎や、または慢性肝炎から肝硬変、肝がんを発症することがあります。
日本では、B型肝炎ウイルスに感染しても肝炎を発病しない無症候性キャリアも数多くいるといわれています。
B型肝炎ウイルス(HBsAg)検査を受ける時期
感染したと思われる時期から3カ月以上経過していれば、正しい検査結果を得ることができます。
※感染したかもしれないと思ったら、血液検査で感染していないことが判明するまでは絶対に献血は行わないようにしてください。
B型肝炎ウイルス(HBsAg)検査の異常を放置しておくと…
現在もB型肝炎ウイルスを持っている場合は、肝炎を発症していなくても治療が必要です。
急性肝炎の症状が出たときは、重症の劇症肝炎になって死亡することもあるのですぐに治療が必要です。
慢性肝炎の状態で発見された場合も、肝硬変などに移行しないように治療を受けましょう。
B型肝炎ウイルス(HBsAg)の検査費用
B型肝炎ウイルス(HBsAg)の検査は通常の健康診断・人間ドック受診時には設定がありません。基本的に気になる人がオプション検査として選択するものとなっております。
検査する施設で価格は違ってきますが、大体1500円~2000円の費用が別途必要です。
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