CRP(C反応性蛋白)の基準値
定性法:陰性
定量法:0.3mg/dl以下
基準値より高いときに考えられる病気
軽度上昇:風邪などのかかり始めや治りかけのとき、全身性エリテマトーデス、脳梗塞など
中等度上昇:ウイルスや細菌の感染症、悪性腫瘍、関節リウマチ、心筋梗塞、外傷など
高度上昇:重症の細菌感染症、関節リウマチの活動期など
症状
症状としては、発熱、患部の痛みなどがります。そのほかそれぞれの病気にともなう症状があります。
検査の目的・意義、検査時の注意
CRP(C反応性蛋白)は、細菌やウイルスに感染したり、けがや病気で体に炎症が起こると、肝臓でつくられる蛋白質です。
炎症が起こるとすぐに血中に増え始め、治ってくるとすみやかに減少してくるので、病状の経過を知る手がかりになるのです。
また、体の組織の損傷や壊死などがある場合にも、CRPの検査値は上昇します。
検査方法の定性法とは、増えているのかいないのかを見分ける検査法です。定量法とは、どのくらいあるのかその量を測定する方法で、より詳しい検査に利用されます。
異常を放置しておくと…
CRPの検査値が高いときは、体に炎症が起こっていると考えられます。
風邪などの身近な病気に心当たりがない場合は、気づかないうちに膠原病などの病気が起きているおそれもあります。
炎症の程度によって数値が上下するので、日を置いて何度か検査をして、経過を見ることが大切です。
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