はじめての検査

梅宮辰夫が病気で入院。患っている十二指腸がんとは?

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9月8日発売の『週刊新潮』で俳優の梅宮辰夫さんが、十二指腸がんと報道されました。最近、テレビでお見かけしないと思ったら入院されていたようです。

 

梅宮辰夫さんが患っている『十二指腸がん』とはどんな病気でしょうか?

 

十二指腸について

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十二指腸は胃と小腸を繋ぐ消化管です。十二指腸は胃と小腸を繋胃から送られてきた食物をさらに消化して小腸へと送ります。

 

胃の出口(幽門)を超え、上部、下行部、下部、上行部の4部位に分かれていて、下行部は胆管や膵管と合流し、胆汁が流出する乳頭部があります。

 

十二指腸がんとは

十二指腸がんは、消化管に発生するがんの中ではまれ(発生率0.06-2.9%)ながんです。そのため、遺伝子の変化など、原因に関しては現時点で不明であることが多いです。

 

十二指腸がんの80%は、良性腫瘍である腺腫からがんになるものが大部分と考えられており、家族性大腸腺腫症という遺伝性の疾患では、高い頻度で十二指腸ポリープと十二指腸がんが発生することが知られています。

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 十二指腸がんの症状

早期がんでは、ほとんど症状がありません。進行がんになって腹痛や吐き気、嘔吐、体重減少、貧血などが起こり、さらに進行すると、がんの浸潤が胆汁の出口を塞くため黄疸をきたします。

 

進行がんの多くは免疫検査でCEAやCA19-9などの腫瘍マーカーが高値を示すことがありますが、十二指腸がんに特異的なものではありません。

 十二指腸がんの診断

十二指腸がんの診断は、内視鏡検査にて、組織を採取し病理診断することで確定されます。広がりをみるためにCTやMRIも行うことがあります。

 

区別がつきづらいことがある乳頭部がんや膵がんとの鑑別診断が必要です。

 十二指腸がんの治療

早期がんの場合には、手術による治療が原則です。非常に早期の場合には、内視鏡的粘膜切除術が行われることもあります。

 

がんの浸潤が粘膜下層までの早期のがんは、リンパ節転移率が3.5-5.4%であり、開腹して十二指腸部分切除術が行われます。

 

がんの浸潤が筋肉の層およびそれより深くまで及ぶ場合は、胃切除術が行われます。それ以外は膵頭十二指腸切除術が標準術式です。進行したがんにおいては、抗がん剤での治療が中心となります。

 

 十二指腸がんの生存率

早期の十二指腸がんで、外科手術が行えた場合の予後は良好ですが、手術のできない進行がんの5年生存率は20%以下と、早い段階での治療が重要ながんです。

 

 

梅宮さんは、手術は成功した。十二指腸全部とり、胆のうも摘出し現在は元気に自宅で療養しているとのこと。早期発見がよい結果につながったと考えられます。

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